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そだててあそぼう9〜ダイズの絵本 こくぶんまきえ・へん

 うえのなおひろ・え。畑の肉。米と一緒にアジア人に必要な栄養素を供給してきた歴史をもつダイズの栽培方法と豆知識を収録した絵本。
 根粒菌の存在は有名で知っていたが、ダイズが害虫などにとても弱くてエダマメまでしか無農薬で育てにくいことは初めて知った。
 発芽直後の一週間はハトに付け狙われていることも――想像はできるが――学習した。ハトを狩れば畑の肉であると同時に、畑に肉を実らせる囮にもなるわけだ。
 今ではハトを狩るわけにはいかないが、昔は狩っていたんじゃないかなぁ。中世ヨーロッパの絵には畑にあつまる鳥を網で捕まえているものがあった。

 ダイズの葉がみせる睡眠運動については、野生のツル性植物であった時代からもっていたものなのか、茎を立てるようになってから獲得したのか、気になった。
 茎のメインの部分を切られてもたくましく成長するのはツル性植物の要素にみえる。

 執筆時の1998年には不明だったのかもしれないが、最新の研究(ここまでわかった!縄文人の植物利用)では縄文人もダイズを育てていたと言われている。アジアの各地で同時発生的に栽培化されたものだとか。

関連書評
ここまでわかった!縄文人の植物利用 工藤雄一郎/国立歴史民俗博物館 編
そだててあそぼう5〜トウモロコシの絵本
のうりん2巻 白鳥士郎

ダイズの絵本 (そだててあそぼう)
ダイズの絵本 (そだててあそぼう)
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