<< そだててあそぼう10〜ワタの絵本 ひびあきら・へん/やまだひろゆき・え | main | ビジュアル博物館18〜貨幣 ジョー・クリブ >>

そだててあそぼう60〜乳牛の絵本 みとももりゆき・へん

 スズキコージ・え。スズキコージ先生の絵は怖い。怖いのだが、遊牧民が砂漠の夜に牛乳の水筒をあけている絵(伝説上のチーズの起源)の雰囲気はとてもよかった。青色を使うのが旨いなぁ。しかし、この絵が最初に来たおかげで乳牛の絵本なのに最初に出てきた動物がラクダだ(扉には牛がいる)。

 最後に読んだ著者の経歴がすごくて戦後に北海道に入植して、牧場経営をしてきた人らしい。フロンティア精神を忘れないというか、東京育ちなのによく適応できたものだ。

 牛乳を使った製品作りの記述がとても上手につながっていて、最初にバターやアイスを作れば残った脱脂乳はカッテージチーズに使える。カッテージチーズで残ったホエーはシチューなどに使うといいとのこと。
 肉牛飼育ではホエーを飲ませる例もあったはず。

 最後の解説で乳牛飼育につかわれる設備の記述が出てきたが、高度に機械化・自動化されていて、必要な投資額を想像するとクラクラしてきた。完全機械化をめざすと、とても個人農家がやっていける状態ではない。
 TPPで海外からいろいろ入ってくるし、日本の乳牛飼育はどうなっていくのだろうか……。

関連書評
ヒツジの絵本 むとうこうじ・へん/スズキコージ・え
ビジュアル博物館〜農業 ネッド・ハリー著

乳牛の絵本 (そだててあそぼう)
乳牛の絵本 (そだててあそぼう)
カテゴリ:ハウツー | 21:10 | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 21:10 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://sanasen.jugem.jp/trackback/2516
トラックバック