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声に出して活かしたい論語70 三戸岡道夫・編著/塩塚邦夫・写真

 世界四大聖人に列せられる孔子の言葉から、有名なもの、声に出して読みやすいものを70選んだ本。孔子の行動範囲にはなかったと思われる中国安徽省黄山の写真多数と一緒に、論語の精神に触れることができる。

 世界四大聖人が釈迦とキリスト、孔子にソクラテスであることを知った。孔子は微妙だがソクラテスがもっと微妙なので、孔子の存在は許せる。哲学を宗教になるまで高めたと考えるなら、キリストを抜いて老子を加えたくもなるし、さすがに座席の位置にこだわる孔子は絶妙なポジショニングだな!

 ソクラテスの精神が現代にどこまで残っているか日本人からはわかりにくいが、社会がヨーロッパ化しても孔子の精神がよく残っていることは論語の文章を読むことでよく理解できた。
 今になっても通用すると考えるよりは、孔子の望む方向に社会が変化してきたと考える。後世にあたえた影響には功罪があると思うけれど、良いところを活かして行きたいものだ――それも悪魔が自分のために聖書を引くようなものになってしまうのかなぁ。悩ましい。

 解説に最近の利益優先社会は――という論調が多く見受けられたが、最近の若いものは――ではなく、若いものを評価する孔子の言葉を載せてくれたので、そんなに抵抗はなかった。
 自分が常に思っていることを繰り返されているのでクドいというだけかもしれなかった。

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声に出して活かしたい論語70
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