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そだててあそぼう33〜ナタネの絵本 いしだまさひこ・へん

 もとくにこ・え。
 ひとつのアブラナ科の植物から様々な野菜に派生していった「菜の花」の仲間たち。そんな中から主に油をとることのできるナタネの育て方を哨戒する絵本。
 麦と同じく冬の間に育てることができる特性をもつため、なかなか有用なのだが、日本在来品種で油をとるものは開国以降は海外産のナタネに押されてほとんど育てられなくなっているらしい。
 第二次世界大戦でカナダが大量に育てていたナタネ油の機械油需要が、終戦とともに減ってしまい、日本に輸出されるようになった経緯が興味深かった。

 油を絞るだけではなく、食べることのできる品種もあって、料理も哨戒されている。
 菜の花とベーコンのパスタがとってもおいしそうだ。葉が調理された状態の絵を見るとブロッコリーが仲間であることに納得できる。見ていて菜の花の苦みを思いだし、お腹が空いた。
 記憶の中では苦みが食欲に強く結びつく。実際に食べるとそうでもないのに不思議である。

 絵は温かみがあってどこか宗教画を思わせたが、あとがきにあるもとくにこ先生の経歴をみても、そちらの仕事は載っていなかった。

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ナタネの絵本 (そだててあそぼう)
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