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そだててあそぼう65〜アイガモの絵本 ふるのたかお・へん

 たけうちつーが・え。
 カモとアヒルの合いの子アイガモを水田で育てる方法を解説した絵本。いや「イネと」アイガモを育てる方法が載っていると考えた方がいいか。
 アヒルがカモを家畜化したもので、起源は同じことを初めて知った。家畜化した生物と野生のものをあらためて掛け合わせる点でイノブタと同じ発想なんだな。
 なお、アイガモ農法といいながらも完全なアヒルや完全なマガモも利用されているらしい。けっこう体重に差がある。

 アイガモは10アールに15〜30羽放すとのことで、稲の穂が出て田んぼから引き上げても肥育を続けなければいけない。
 このあたりの数の多さと別に飼育を続ける必要があることがネックになっているのかなぁ。大量のアイガモをいっぺんに屠殺する作業はハードルが高い。
 子供読者向けにアイガモの命をいただくことについて説明していたが、成長を見守ってきたアイガモの屠殺はプロの農家でも抵抗を覚える人がいるらしいので、分業した方がいいのかもしれない。
 鳥の病気についても心配があるけれど、カラス除けがあればカラス以外の鳥もあまり降りてこないはず。

 表紙の絵は素朴でかわいいが、開いた部分の絵が大量のアイガモがいろいろな声で鳴きながら一方向に頭をむけた線の荒いもので、かなりの迫力があった。成鳥がいっぺんに向かってきたら、ちょっと怖いかもしれない。そういう野生の部分が大事なのだが。

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アイガモの絵本 (そだててあそぼう)
アイガモの絵本 (そだててあそぼう)
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