<< 東ゴート興亡史〜東西ローマのはざまで 松谷健二 | main | カエサル戦記集「内乱記」 高橋宏幸・訳 >>

そだててあそぼう18〜アイの絵本 くさかべのぶゆき・へん

 にしなさちこ・え。
 昔から日本で染め物に使われてきて、江戸時代には爆発的に普及したタデアイの育て方と利用方法が解説されている。お菓子の乾燥剤に使われている「生石灰」が万能!アイを植える土地にまくためにも、魔法みたいな「ハイドロサルファイトナトリウム」がないときに染液のpHを調整するために代用するにも活躍できる。
 アイとお菓子の乾燥剤さえあれば、青色の布には困らない。

 アイはアイでも他の種から得られる藍もたくさんあることが分かった。ヨーロッパで利用されていたウォードが廃れきってしまっているのは残念だ。
 中世ヨーロッパの染色屋は「青爪」などと呼ばれていたらしい。

 アイの利用は農業にして植物実験であると同時に化学実験でもあり、この業界が蓄えてきた化学知識の深さを間接的に知ることができた。
 ちょっと迷信じみているが、蛇がアイで染めた青色をいやがるという話が日本でもアメリカでも出ている点も興味深かった。染めると丈夫になる方が重要だろうけど、ジーンズの青色にもいろいろ背景があったんだな。

関連書評
そだててあそぼう10〜ワタの絵本 ひびあきら・へん/やまだひろゆき・えこちらで出てくる手製織り機は、アイの絵本にも出てくる。

アイの絵本 (そだててあそぼう)
アイの絵本 (そだててあそぼう)
カテゴリ:ハウツー | 22:44 | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 22:44 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://sanasen.jugem.jp/trackback/2562
トラックバック