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ヴィジュアル史料日本職人史[]職人の誕生[古代・中世編] 遠藤元男

 七十一番職人歌合絵などの史料を参考に、日本の様々な職人を紹介する本。社会科の資料集から職人関係の部分だけを抜き出して、100倍したような内容だ。

 時代の変化にあわせて、職業の専門化や分化が進んでいったことが伺える。専業化してやっていけるほど需要があったのかと驚く職業も多かった。鏑矢の職人とか……。

 やはり京都の周辺は特別なようで、地名で呼ばれる専門の売り子たちがいる。桂女は鮎と大原女は薪を売るのだが、どちらも京都付近の地名から来ていて、仕事場はもちろん京都である。
 都市と専業化の切っても切り離せない関係を強く感じさせる事実だ。

 売り物の値段を載せてくれていたら最高だったのだが、お茶屋の一杯一銭くらいしか載っていなかった。
 しかし、製法や歴史など著者の博識に驚嘆させられる解説が多かった。人々への視点が優しいところもいい。
 収録されている絵にはたまにとても良いものがある。やたら食べる姿がおいしそうな絵など。

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職人の誕生 (ヴィジュアル史料 日本職人史)
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