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そだててあそぼう42〜ミツバチの絵本 よしだただはる・へん

 たかべせいいち・え。
 ミツバチは家畜。人間とおそろしく長い時間を生きてきた昆虫。ミツバチの育て方を、口が3になった謎の子供たちと一緒に教えてくれる本。子供たちの親も口が3になっている……蜂蜜を吸うために口の形が進化したのか?
 土気色が大好きな点もシュールな作画だった。

 ミツバチの生態については女王バチのオスマン帝国皇帝ぶりが恐ろしかった。最初に羽化した女王バチが他の女王バチ候補を次々と毒のない針で刺し殺していく。もしも、二匹が同時に羽化したら死ぬまで戦って、女王を決めるという……三匹以上が羽化したら大変なことになりそうだ。
 煙でいぶして蜂をおとなしくさせる作業を簡単に説明しているが、手慣れるまでは難しそうだ。できれば経験者と一緒に一度は作業した方がいいのではないか。
 働き蜂に刺された経験をもつ私は、そう思う。

 基本的にはセイヨウミツバチの育て方を紹介しているが、ニホンミツバチを勧める記述もある。住所が気に入らないとすぐに逃げてしまうあたりが戦国時代の日本の農民っぽい。
 性質はおとなしくても、オオスズメバチを撃退したり、なかなか凄いことをする蜂である。棲み分けが完全にできていればよいが、雑種がいちばん困るだろうな。

 毎年季節的に蜂の巣箱がおかれる尾根近くの土地があったのを知っているけれど、いまにして思い出せば、あれは蜜柑の受粉を助ける目的で設置されていたのかもしれない。蜜柑農家と移動養蜂家の共益関係があったのではないか。

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ミツバチの絵本 (そだててあそぼう)
ミツバチの絵本 (そだててあそぼう)
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