<< まるごとわかる!第二次世界大戦「ヨーロッパ戦線の真実」 | main | 戦国大名の兵粮事情 久保健一郎 吉川弘文館 >>

つくってあそぼう15〜油の絵本 すずきおさむ・へん

 みやざきひでと・え。
 油舐めをイメージした猫の妖怪が案内してくれる油の世界。昔の油はもっぱら照明用であり、絞る技術が進化することで江戸時代にはついに天ぷらが庶民に食べられるようになった。
 現在では溶剤に油を溶かして、溶剤を揮発させる方法で油が得られており、なかなか馴染みにくい。塩と似ているところがある。

 紹介されている油は植物性が大勢力で、動物性は少な目だった。
 植物性油には種から採るものの他にも、果実や仁からとるものがある。パーム油などは果実からも仁からもとれる優れものである。ぶどうの種から取るぶどう油がとても気になった。色も緑色でファンタスティック。
 あと、つばき油が保湿や髪をまとめる機能ばかり指摘されていて、かえって食用油としての可能性が気になる。お湯に数滴たらして髪を流せば、しっとりするという情報が読者の中でも女の子向けだな。

 紹介されている油を絞る作業はなかなか根気が必要なものばかりだ。オリーブの実をもみまくったり、種の殻を砕いたり、細かい種を煎ったり……やってみることで機械化された現代文明のありがたさを痛感しそうだった。

関連書評
そだててあそぼう33〜ナタネの絵本 いしだまさひこ・へん
そだててあそぼう10〜ワタの絵本 ひびあきら・へん/やまだひろゆき・え
そだててあそぼう16〜ヒマワリの絵本 かねここうじ・へん やまもとゆうじ・え

農文協つくってあそぼうシリーズ感想記事一覧

油の絵本 (つくってあそぼう)
油の絵本 (つくってあそぼう)
カテゴリ:ハウツー | 12:39 | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 12:39 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://sanasen.jugem.jp/trackback/2662
トラックバック