<< 湖上の家、土中の家〜世界の住まい環境を測る 益子義弘 | main | 図説 戦国時代武器・防具・戦術百科 トマス・D・コンラン >>

ひとりで探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑 柴山元彦

 ついに鉱山に乗り込むのをやめて、公共空間である川原や海岸を徹底的に利用する方向に鉱物採集が進んでしまった……時代の変化を感じざるをえないが内容そのものはありがたい鉱物採集系の本。

 最初に鉱物図鑑があって、あとから鉱物の性質や地質的な話、最後に産地リストが載っている。
 地質的な話は最初に持ってきた方が鉱物がどんな地域の川で採れるか説明しやすかったと思うのだが、それだといつもの構成と同じになってしまうので、たまには違うものがあっても良いかもしれない。

 紹介されている(国内で)手に入る鉱物では翡翠や奈良県のサファイアをのぞけば、それほど派手なものは観られない。あとは菫青石がちょっと気になったかな。
 個人的には大分県黒ヶ浜の蛇文石が磨かれて綺麗にみえた(巻末で石の磨きかたも紹介している)。

 産地としては京都府の木津川が紹介されている標本の多彩さからもよさそうだ。加古川も気になる。
 宮沢賢治が高温石英を見つけたんじゃないかという話の川は載っていない。あと安倍川では斧石が、蒲郡の海岸ではガーネットが採れると付け加えておく。
 まだまだ、この方向性で開拓の余地があると思われる。

関連書評
インサイド・ザ・ストーン〜石に秘められた造形の世界 山田英春
鉱物ハンティングガイド 松原聰
関西地学の旅3宝石探し僑映顳夏編 大阪地域地学研究会

鉱物関連記事一覧

ひとりで探せる 川原や海辺のきれいな石の図鑑
ひとりで探せる 川原や海辺のきれいな石の図鑑
カテゴリ:地学 | 21:40 | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 21:40 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://sanasen.jugem.jp/trackback/2679
トラックバック