<< 月刊ニュートン2016年5月号 | main | 毒の科学〜身近にある毒から人間がつくりだした化学物質まで 齋藤勝裕 >>

石ころ博士入門 高橋直樹・大木淳一 全農協

 鉱物のページが目に付いたので読んだが、実質的には3ページほどが鉱物で大半が岩石の本だった……でも、千葉県立中央博物館の関係者が書いているので、千葉石の写真が載っている。かなり綺麗である。

 岩石の説明はなかなか専門的で鑑定難易度の高いものも載っている。しょうじき、珪石と岩脈の石英を礫状態で見分ける自信がない。
 いまではホルンフェルスすら火山岩と誤鑑定してしまうかもしれない。全盛期のレベルは維持したいも

 薄片を偏光顕微鏡で撮影した画像が必ず載っており、それぞれの岩石の違いがミクロ的に理解できる。直交ポーラーで観たときの斜長石の累帯構造が綺麗なんだな。砂時計構造も気になった。
 方解石はやっぱり色彩が鮮やかだ。
 ザクロ石は屈折率が高いので浮かび上がって見えることも面白い。火山岩の気泡を他の鉱物が埋める「アミグデュール」という単語を初めて知った。

 千葉県の石がたくさん出てくるが日本の中では地質が単調な方だと認識していたので意外と種類があることに驚いた。やはり付加体研究の最前線でもあるようだ。

関連書評
ひとりで探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑 柴山元彦
かわらの小石図鑑 千葉とき子・斎藤靖二
写真と図で見る日本の地質 オーム社

鉱物関連記事一覧

石ころ博士入門 (全農教・観察と発見シリーズ)
石ころ博士入門 (全農教・観察と発見シリーズ)
カテゴリ:地学 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 21:00 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://sanasen.jugem.jp/trackback/2684
トラックバック