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そだててあそぼう82〜ユリの絵本 いまにしひでお・へん

 ふかつしんや・え。
 日本がシーボルトを通じて図らずも世界に送り出した花卉ユリ。日本に8種の固有種(厳密には5種とも)が存在するユリの歴史と育て方が学べる絵本。
 おいしいユリネのページも2ページだけある。ヒマワリは種が食べられるし、キクも食べられないことはない。アサガオは種が利尿剤くらいだが、そだててあそぼうシリーズは花といえども実用性のある栽培植物が優先されている印象がある。
 ユリネは西日本ではよく利用されるけど、東日本ではあまり使われていないのも興味深い。歴史的なものかな。

 品種改良によって生み出された品種も悪くないが、ササユリの花が薄紅色で美しく、圧倒された。歩く姿はユリの花と例えられる場合のユリは、どの品種を指していたのだろう。
 ササユリであれば納得である。

 シーボルトの件もあって日本のユリは開国後の輸出品として大活躍し、昭和12年には球根4000万個を輸出するまでになったそうだ。だが、時代はかわり、今では日本がオランダや時期によってはニュージーランドやチリから球根を輸入する立場になっている……オランダがドイツ人のシーボルトを日本に潜入させてやったのは無駄じゃなかったんだな。非常に気長な投資回収である。

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ユリの絵本 (そだててあそぼう)
ユリの絵本 (そだててあそぼう)
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