<< ときめくコケ図鑑 田中美穂・文 伊吹正名・写真 | main | 原典訳ハンムラビ「法典」 中田一郎訳 >>

野生動物カメラマン 岩合光昭

 猫写真の人としても知られるが本領は海外での野生動物撮影にある著者によるいろいろな野生動物の紹介と、撮影論。
 自らを対象に一体化させるような姿勢での撮影は聞いているだけでもスリリングであり、ちょっと真似できそうにない。野生動物に遭遇したとき、シャッターを切る行動に意識を奪われてしまう自分はその雑念でやられてしまいそう。

 ほ乳類なら大丈夫といいながらもホッキョクグマには危険性を感じていることが面白かった。他でホッキョクグマは比較的安全な動物と読んだ記憶もあり、感覚の違いが興味深い。
 でも、裏表紙の花畑のホッキョクグマは絵本の中から出てきたみたい。

 アフリカの話ではチーターが草原のブービーとされている点が記憶に残る。ハイエナなどよりも弱く、ジャッカルよりはマシだが肉食動物同士の争いでは調子が悪いらしい。
 母チーターが4頭の子供を連れた写真はとても良かった。

 多くのペンギンで両足の太さが違う話は気になる。興味がないと言い切るイギリス人研究者もずいぶん偏屈だな……。日本の武士が刀のせいで足の太さが違ったらしいのを思い出した。

関連書評
極限の世界にすむ生き物たち 長沼毅
サボり上手な動物たち〜海の中から新発見! 佐藤克文・森阪匡通

野生動物カメラマン (集英社新書)
野生動物カメラマン (集英社新書)
カテゴリ:写真・イラスト集 | 18:47 | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 18:47 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://sanasen.jugem.jp/trackback/2710
トラックバック