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そだててあそぼう63〜イチジクの絵本 かぶもとてるひさ・へん

 ささめやゆき・え。
 第三次ポエニ戦争で大カトーがカルタゴに戦争をふっかける演説に使ったことでも有名な果実いちじく。漢字では無花果と書いて、昔の人には花をつけないと思われていた果樹の絵本。

 実際に花をつけないわけではなく、「果実」の内側に花を咲かせている。
 共生するイチジクコバチだけが、「果実」を出入りして受粉を行うことができるのである。なかなか特殊な生態をもっていて驚いた。もっとも日本にはイチジクコバチがいなくて、受粉しなくても実を太らせる品種だけが育てられている。
 なんとなく虫に抵抗を覚える人にも安心だ。

 個人的にイチジクといえばジャムがとてもおいしくて、イチゴジャムなどみたいに普通に流通してほしいと思っている。
 ジャムなら乳液でかぶれる心配もない。果実をあつかう作業をするときに、素手で最悪の場合だと爪がはがれることもあると書いてあって、おののいた。まぁ、現代では薄いゴム手袋をすればいいのだが。
 ジャムの作り方はもちろん、ジュースやコンポートの作り方も載っている。イチジクの利用もおしゃれになってきたものである。

 樹形を強く制限する一文字栽培は植物愛護団体に何か言われそうだと思った……。連作障害を起こす「いや地」の問題がある点も高齢化が進んでいる農家にとっては栽培の障害になりそうだ。
 これでは、いちじく単体の農家は成立しにくいはず。

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イチジクの絵本 (そだててあそぼう)
イチジクの絵本 (そだててあそぼう)
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