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そだててあそぼう38〜土の絵本作物をそだてる土

 日本土壌肥料科学会・編。中村真一郎・イラスト。
 農業的にはいよいよ本題。土壌の性質と、土壌改良の方法が紹介されている。作物によって好むpHは違うけれども、弱酸性を好むものが多いので石灰をまいて調整することがよく行われているとのこと。
 学校の校庭は白線を引くための石灰でアルカリ性を示すそうで、植物自体が少ないけれども微生物は結構特殊なものが分布しているかもしれない。もっとも、最初からアルカリ性土壌の地域ではふつうの微生物であろう。

 腐葉土やボカシ肥のつくりかた紹介で、男女のキャラクターが絵だけで伝わってくる姉弟感を醸し出していた。
 年上だからお姉ちゃんも力仕事をせざるをえない。腐葉土の上下を入れ替えたり、ボカシ肥を混ぜたり、ずいぶん大変そうだった。
 それだけにスイカを食べて一休みしている姿が幸せそうに感じられた。

 有機農業については多くのメリットと、無視できないデメリットを平行して紹介していて、中立な感じだった。農薬がなくても、微生物のつくる猛毒があっては台無し。見落としがちな視点である。
 コイとアイガモをつかった水田の除草は他の絵本で紹介されているけれど、米ぬかを使った方法は紹介されていたかな。ちょっと詳細が気になった。

関連書評
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土の絵本〈3〉作物をそだてる土 (そだててあそぼう)
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