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つくってあそぼう3〜みその絵本 いまいせいいち・へん

 みずかみみのり・え。
 とうふ、なっとうと来てシリーズ3冊目はみそである。4冊目はしょうゆではなく、もちなのだが、さすがに第一期が大豆づくしになることは避けたらしい。
 豆みそ文化圏の自分にとっては、みそとは大豆だけの食べ物だが、全国的には米や麦も麹をつくるために利用しており、大豆だけの食べ物とは言い切れない。
 これらの穀物と大豆を混ぜることで栄養素を補う効果もあるとのこと。

 なにはともあれ味噌造りの肝は麹にあり、うまく発酵させることは非常に重要だと、みそを酸っぱくしないように著者は説明している。
 やっぱりほわほわした麹はいいものだ……写真でしか見た覚えがないけれど。
 発泡スチロールや電気毛布が温度調整のために駆使されていて、自家製味噌(手前味噌)が造られていた時代には、どうやっていたのか、とても気になった。
 自家製味噌造りは発酵という難しい仕事の入る緊張感のある仕事だったはずで、味噌工場がその緊張感から家庭を助けた面もあったのではないかと想像する。
 家族総出の味噌造りは共同作業として利益も多そうだけどね。

 イラストは人物の表情が非常に味わい深くて、姿に引き込まれる感じがした。それぞれの人物が動きのある感情をもって存在していることが、静止画から伝わってくる。
 巻末解説で材料の分量を求める説明にて「連立方程式」という言葉が飛び出してきた。連立方程式なんて書いてある絵本はおそらく初めて読んだぞ……すげぇ!

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みその絵本 (つくってあそぼう)
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