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つくってあそぼう13〜しょうゆの絵本 たちひろし・へん

 たかべせいいち・え。
 ビン底めがねを外した目みたいな口をしやがって!口にアンダーフレームめがねを掛けてやる!!
 そんなことをしたら手作りしょうゆに舌鼓を打つことができない。子供相手に1年から1年半のしょうゆ熟成を勧める絵本……途中で飽きて大人が代わりに週1回(夏は2回)櫂入れしているパターンだ、これ。
 麹菌も生物だから、ペットを飼うときの最後まで世話をする姿勢で挑戦してもらいたい。

 しかし、いちばん怖いのは40度以上になってしまって納豆菌が繁殖した場合だ。著者の「捨てるしかない」の言葉が無慈悲すぎる。
 やっぱり納豆菌は最強のソルジャーなんだな。大豆と小麦に納豆菌なのだから、なんとか栄養にできないものか。そんな方法の紹介はなかったけれど、代わりにしょうゆの絞り粕を利用する方法には触れられていた。巻末の解説によれば清酒の絞り粕と違って利用の余地が少ないので、できるだけ絞り取るのが常道らしいが。

 しょうゆの標語「一麹、二櫂、三火入れ」は他の発酵食品にも応用できる考え方だ。愛知県だけで、たまりじょうゆと白しょうゆの二種類のしょうゆが開発されている点も興味深かった。たまりはほとんど大豆で、白はほとんど小麦だけということで分けて使っている。
 淡口しょうゆが開発された龍野の城主は脇坂氏だったそうで、関ヶ原における裏切りがなければ淡口しょうゆは生まれなかったかもしれない。不思議な歴史のつながりである。

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材料も2つのシリーズで全部そろえられる恐ろしさ。

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しょうゆの絵本 (つくってあそぼう)
しょうゆの絵本 (つくってあそぼう)
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