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銀河系惑星学の挑戦〜地球外生命の可能性をさぐる 松井孝典

 アポロ宇宙計画と系外惑星の発見。
 ふたつの大転機を経験した著者による惑星学の歴史と現状をまとめた本。ごく最近(2015年)の探査成果についても触れており、この分野においえtリアルタイムで起こっていることが分かる。逆にいえば陳腐化が早そうな面もあるのだが、定期的に似た本を出してくれれば問題はない。

 1995年の系外惑星の発見については、それなりに認識があったけれど、アポロ宇宙船による月面探査が惑星「科」学への道を切り開いたとする著者の視点は新鮮だった。
 アポロ以前の惑星観についてよく知らなかったとも言える。

 水星の内側に想像されていた惑星バルカンのことなど、非常に興味深いが後から経緯を調べようとすると高コストに感じられる知識がまとまっている点はありがたい。

 地球外生命に関する考え方については宇宙起源説に積極的な著者に賛同するまではいかないが、調査が必要なことには強く頷ける。
 細胞が空から降ってくる「赤い雨」という現象については初めて知ったので、とても驚いた。変な病気が発現する可能性も完全に0ではないよなぁ……。

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銀河系惑星学の挑戦―地球外生命の可能性をさぐる (NHK出版新書 477)
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