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そだててあそぼう56〜カブの絵本 ひだけんいち・へん

 たけうちつーが・え。
 蕪と漢字一文字で表現できる作物は栽培の歴史が(中国で)古い。胡瓜のように二文字で表現される作物は比較的あたらしい。そんな豆知識も載っていた蕪の絵本。
 アブラナ科の圧倒的な拡散ぶりがわかる系統樹つきである。小松菜も葉っぱを食べるカブの一種だったなんて……千枚漬けも好きだしスーパーで買っている漬け物のかなりがカブだわ。
 白菜すらネコブ病に強いカブの品種が品種改良に活用されて生まれた品種だと思われる。ダイコンはちょっと分かれるのが早かったらしいけど。

 カブは育てやすく小カブなら収穫も早い。小さな容器で室内栽培も可能で、教材にはうってつけの作物だと言える。
 容器を二階建てにして液肥を溶かした水を腐らない化学繊維の布で上段に吸い上げさせる栽培法は視覚的にも楽しい。
 収穫が遅れて固くなってしまったら種がでるのをまって、種をスプラウトにして食べることも可能と応用性の高い作物だった。やっぱり調理例が美味しそうだ。ヨーロッパではカブは煮て食べるものというイメージがある。ジャガイモが普及のライバルであることが意外だった。

 絵はふざけた表情をさせているのに、カブの陰影で立体感を出す表現が見事で地力の高さを感じた。きっと絵本作家としては正統派だな。

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カブの絵本 (そだててあそぼう)
カブの絵本 (そだててあそぼう)
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