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つくってあそぼう23〜うどんの絵本 おだもんた・へん

 あおやまともみ・え。
 うろんな名前の変化はともかく、中国から伝わり日本で独自の進化を遂げたと思われるうどん。日本各地に実に多様なうどんがあることを写真で示し、おいしいうどんの手作り方法を紹介する絵本。
 お手伝いキャラクターにおかめがいて、子供の母親なのかと思っていたら最後に「おかめうどん」のおかめであることが判明した。他のナビゲーター動物がきつねとたぬきなのだから予想してしかるべきだった。

 うどんとゆでる水のpHの関係が非常に興味深い。弱アルカリ性や中性では成分が湯に溶けだしてしまって美味しくゆでることができない。食酢や梅干しをあらかじめお湯に入れることで、溶けてしまわない麺をゆでることができるそうだ。
 ラーメンをゆでる湯のようにアルカリ性が高い場合も麺は溶けないが、うどんとは別物になる。

 うどんが「のびる」現象は実際にうどんがのびており、物理量は4%ほどという情報もあった。何も批判的にならず本当にのびると思っていたので、むしろのび量が少ないと驚いてしまった……。
 うどんと言えば香川県のイメージがあるけれど、著者は北九州の人であり、うどんのイメージ論においても関東と関西の分け方でさばいている。
 説明を読みながら北九州に行って食べたうどんが本当に柔らかかったことを思い出した。おそらくあれは著者にとっては落第だが。

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うどんの絵本 (つくってあそぼう)
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