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そだててあそぼう103〜肥料と土つくりの絵本3化成肥料を生かそう

 藤原俊六郎・監修。農文協・編。高岡洋介・絵。
 ほかの絵本では化学肥料を盛んに使っているので、この内容も不思議ではないのだが、ここまでの流れからひたすらロハスを目指すと勘違いしていた。
 窒素は空気から合成できるが、リン酸とカリウムは鉱山から掘るしかない。将来的な枯渇が非常に心配される資源である。
 カリウムはけっこう存在比が高かったかな。最悪、海水から得ることもできる気がするが、リン酸は本当にどうにもならない。どうしてもレアな元素が必要だったんだなぁ。
 農業絵本というよりは、ケミカル絵本の雰囲気になっていた。高岡洋介氏の絵はこういうのに向いている。

 肥料はただ与えればいいわけではなく、土壌との相性や植物の育成段階によっても与え方が変化してくる。
 最初は根を強化するリン酸を与えて、葉っぱを強くするチッソは遅れて与える――あまり与えすぎると逆効果になる。水に流されやすいカリウムは追肥が必要は場合が多い。
 そんなルールはまとめて覚えておきたい。

 リン酸はカルシウムと結合している場合なら根からの酸で分解して吸収できるが、アルミニウムや鉄と結合してしまうと手が出せなくなるそうで、堆肥にくるんで与えるなどの工夫がある。
 ただ必要量を与えたつもりになっても与え方が悪いと作物にわたっていない場合があるわけだ。農業は難しいなぁ――いい加減に与えても、まったく収穫がない場合は少ないことも意識しておきたい。ハードルがあがりすぎてしまうので。

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肥料と土つくりの絵本3 化学肥料を生かそう (そだててあそぼう)
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