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つくってあそぼう27〜和紙の絵本 とがしろう・へん

 もりえいじろう・え。
 とが しろうではなく、とがし ろう氏による和紙の絵本。最後の4ページだけは和紙で印刷されている。和紙の表裏が手触りでよく分かった。
 カラーページはおそらくカラー印刷上の問題で、和紙風の模様にとどまっている。予算の問題も大きかったのかもしれない。ケナフの絵本でもケナフで作られた紙が使われていたし、農文協のチャレンジ精神が感じられる。

 和紙の作り方については、リグニンとヘミセルロースの邪魔物が存在することが記憶に残った。
 品種改良で徹底的に邪魔物が少ない植物を作ることはできないのであろうか。細胞壁の材料だから限度があることは分かっている。

 紙すきについては特殊な紙で経験があり、思い出しながら読むことができた。抄紙って言葉がカッコいい――最初は耳慣れないせいで聞き取れなかったけど。
 ただ、解説で最初の文字がフェニキア文字と書いてあるのは間違いだな。楔形文字の方がどう考えても早い。

 実際に作業をしている登場人物は読者の子供を想定していると考えるには大人びた顔をしている。紙にMORIなどと漉いているし、作画のもり先生っぽい。
 子供向けの原作付き絵本に自分を主人公として登場させているなら、凄いセンスの人だな。

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和紙の絵本 (つくってあそぼう)
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