<< つくってあそぼう39〜保存食の絵本4乳・肉 | main | 3D地形図で歩く日本の活断層 柴山元彦 >>

つくってあそぼう40〜保存食の絵本5魚介

 こしみずまさみ・へん、かわかみかずお・え。
 保存食の絵本シリーズの最後は日本人が貴重な蛋白源にしてきた魚介類の保存食。おおむね干物のことをさしているが、発酵食品であるなれずしにも少し触れている。
 かつおぶしもあるが、カビを使わない荒節なので発酵食品とは言えない。

 個人的に体験でタコの干物を作ったことがあるのだが、ちょっと液にくぐらせただけで濃厚な味がつくことに驚いたものだ。
 保存に必要な塩分濃度を考えれば、味があるのも当然のことかもしれない。もっとも現代の干物は昔の干物よりも塩分を控えめにして、pHや酸素、温度などをコントロールすることで保存性を向上させているらしい。
 塩分とりすぎの危険を考えれば、こっちの方が健康的である。あるいは、もどすための水を節約できそう。

 昔のやりかたも、それはそれで興味深いもので、何かあったときのために覚えておいても損はない。釣りに行って釣れすぎたとか。
 いろいろな保存食が紹介されているが、アンチョビやかきのオイル漬けは1ページで紹介するには難易度が高そうにみえた。浅く広い本で紹介するのに向いていたのかどうか――でも、いないとよけいに単調になるなぁ。

 絵はあわいが描き込みはしっかりしていて見やすい。ただ、調理シーンには登場人物のアクセントがほしかった。文の方にも原因はあるが、絵本と言うよりレシピになってしまっていた。

関連書評
そだててあそぼう95〜コイ・フナの絵本 たけみざわけさお・へん
おもしろふしぎ日本の伝統食材7〜さば おくむらあやお

農文協そだててあそぼうシリーズ感想記事一覧

保存食の絵本〈5〉魚介 (つくってあそぼう)
保存食の絵本〈5〉魚介 (つくってあそぼう)
カテゴリ:ハウツー | 21:32 | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 21:32 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://sanasen.jugem.jp/trackback/2873
トラックバック