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海の波を見る〜誕生から消滅まで 光易恒(感想二回目)

 風が波をおこし、長距離を移動して無風地帯に到達した波は「うねり」となる。やがて海岸にいきついた波は「砕波」されて消滅する。
 そんな波の一生を写真と共に示した岩波科学ライブラリーの130巻。
 七つの海を股に掛けた波の研究者である著者の経験談も魅力的である。よく事故に遭わなかったな……強風の中、停船して横波をくらう状態で測定とか、失礼だが正気の沙汰とは思えなかった。
 観測船じゃなくて普通の船の船員だったら絶対に受け入れない状況であろう。

 伝説の「三角波」の写真もあり、著者の体験した世界があいまって危険性が伝わってくる(さすがに近づいてはいない)。
 後半では水槽実験の写真も提示されていて、波のことが理論的にも分かるようになっている。
 風速25メートル毎秒での水しぶきが飛びまくっている状況の波が印象的だった。淡水と海水での微妙な違いがあるんじゃないかと期待したが、特に言及はなかった。
 もっと別の影響の方が大きいのかもしれない。

 地球に陸地がひとつもない状態だったら、どんな波ができるのかなぁ。

一回目の感想
海の波を見る 光易恒

海の波を見る―誕生から消滅まで (岩波科学ライブラリー 130)
海の波を見る―誕生から消滅まで (岩波科学ライブラリー 130)
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