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ナショナルグラフィック世界の国〜イタリア

 ロバート・アンダーソン著、マイケル・ダンフォード/フランチェスコ・パストーレ監修。
 地中海の真ん中にあり、ローマ帝国発祥の地ともなったイタリア。国民は「おらが地域が一番」意識が強くて必ずしもまとまっていないイタリアの姿を写真と共に伝える一冊。
 2007年12月に発行された本なので、少し古い。アウグストゥスと違ってベルルスコーニの名前はすぐに風化しそう。
 マスコミと結びついている点で歴史的に特別な意味はあるのかな。

 イタリアの自然がけっこう興味深くて、アペニン山脈には雪の消えない山がある(なんだかんだで緯度が高いからかな)と言うし、オオカミが生き残っているとも言う。
 ローマ帝国が存在して世界中の野生動物に危害をくわえた歴史があるのに、膝元で野生ヤギなどが生き残っていることが不思議である。
 中世にパッとしなかったおかげかもしれない。

 地図をみるとトリエステを領土に含んでいることに無理が感じられる。スロベニアにとっては邪魔でしょうがないはず。
 熱水活動が盛んなはずのイタリアだが、金鉱山があるのはサルディニアだけだった。日本で菱刈鉱山しか残っていないのと同じかな?

 わりと工業国として描かれていて、その点も興味深い。
 人口5700万の国なのに、1861年から1965年の100年間で2600万人以上が国外に出て、4人に1人しか戻ってきていない事も衝撃的だった。
 それくらい大規模に動かなければアメリカ合衆国でイタリア系が勢力になることもないか……。

関連書評
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東ゴート興亡史〜東西ローマのはざまで 松谷健二
世界遺産1 イタリア1 アートウェアコミュニケーションズ

イタリア (ナショナルジオグラフィック世界の国)
イタリア (ナショナルジオグラフィック世界の国)
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