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鉱物・化石アルバム 鉱物編 川辺伸一

 愛知県立学校につとめていたアマチュア鉱物コレクターの著者が採集時の貴重なメモと一緒に戦利品を写真で紹介してくれる本。
 あいうえお順に収録されていて、割り切った形ゆえの検索性の高さがある。紫水晶が「ま行」に入っていたりするので、慣れるまでは注意が必要かもしれない。
 標本をハンマーで殴ったときの結晶の壊れやすさなど、現場で採集してトリミングした人だからわかる情報が載っていて興味深かった。
 産地の荒廃情報については溜息しかでない。

 個別の標本をみていくと、大佐町大佐山のジルコンがものすごく綺麗で宝石級だった(ただし2mm)。亀山市大谷鉱山のスコロド石も個人的なイメージとまったく違う石の花じみた美しさがあった(ただし2mm)。テルル石も透明で小さかった(今のコレクターから見れば採集できているだけでも幸運である)。
 田口鉱山でもバラ輝石の結晶が得られることは初めて知った。パイロクスマンガン石ばかり血眼になって探しているのも芸がない(マナー違反を伴わなければ否定はしないが)。

 そのほかベゼリ石や紫水晶などは複数の標本が紹介されていて、どれもが美しくて魅了された。尾小屋鉱山の紫水晶にも透明のものがあるのだなぁ。
 行動範囲の点からも自分に真似できるとは思えないが、なかなか刺激になる本だった。

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