ナショナルジオグラフィック世界の国〜イギリス
2017.01.18 Wednesday | by sanasen
レイチェル・ビーン著、ロバート・ベネット/マイケル・ダンフォード監修。
まさか一冊にまとまっているとは思わなかった。日本語ではイギリスと書いてUnited Kingdomの英題がついているらしき本。みんなイギリス人と呼べるが、イングランド人、スコットランド人、ウェールズ人、北アイルランド人を好むという記述もUK人と表記されていたのかなぁ。
歴史では七王国時代が触れられてもおらず、ヘンリー8世のとんでもなさが際だった。ふつうに離婚できる宗教制度だったら、妻の処刑にまでは走らなかったのかな……どうだろう。とことん狂っている気もする。
あいさつの例にはウェールズ語があげられている。英語なら別の国で取り上げる機会がたくさんあるせいか。
同じ国なのにまったく違う言葉で驚かされた。
あと、シェイクスピアがいくつもの単語を創っていたことにも……二つの単語を組み合わせたような表現ばかりであんまり違和感はなかった。
女王が下院への立ち入りを禁止されていたり、女王どころか大部分の市長までも儀礼上の存在だったり、権力が制限されるというより権力者がみえにくくなっている状態が日本との比較の上でも興味深かった。
関連書評
イングランド王国前史〜アングロサクソン七王国物語 桜井俊彰
スコットランド王国史話 森護
イングランド王国と闘った男〜ジェラルド・オブ・ウェールズの時代 桜井俊彰
イギリス (ナショナルジオグラフィック世界の国)
まさか一冊にまとまっているとは思わなかった。日本語ではイギリスと書いてUnited Kingdomの英題がついているらしき本。みんなイギリス人と呼べるが、イングランド人、スコットランド人、ウェールズ人、北アイルランド人を好むという記述もUK人と表記されていたのかなぁ。
歴史では七王国時代が触れられてもおらず、ヘンリー8世のとんでもなさが際だった。ふつうに離婚できる宗教制度だったら、妻の処刑にまでは走らなかったのかな……どうだろう。とことん狂っている気もする。
あいさつの例にはウェールズ語があげられている。英語なら別の国で取り上げる機会がたくさんあるせいか。
同じ国なのにまったく違う言葉で驚かされた。
あと、シェイクスピアがいくつもの単語を創っていたことにも……二つの単語を組み合わせたような表現ばかりであんまり違和感はなかった。
女王が下院への立ち入りを禁止されていたり、女王どころか大部分の市長までも儀礼上の存在だったり、権力が制限されるというより権力者がみえにくくなっている状態が日本との比較の上でも興味深かった。
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イギリス (ナショナルジオグラフィック世界の国)