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新漢詩紀行10〜李白の人生・杜甫の人生 石川忠久・監修

 詩仙と詩聖。漢詩の世界に巨大な足跡を残した二大詩人の作品をまとめた新漢詩紀行の最終巻。

 李白が「望廬山瀑布」でみせたスケールには圧倒される。天の川が落ちてくるみたいなんて表現は頭を逆さまに降っても飛び出すか自信がない。
 しかし、三千尺には苦笑いも禁じ得ない。これぞ狼少年李白の真骨頂である?

 杜甫の作品では「曲江」がアルコール中毒っぽくてショッキングだった。服を質にいれて飲む。借金がそこら中にある。そんな表現は高級官僚にして、詩聖とは思えない。酒は飲んでも飲まれるな。
「望岳」では杜甫のかなり野心的な面が表れていて、心配になるほどだった。

 監修者は李白と杜甫を比較すると、後から出たゆえに良いところを吸収できている杜甫に軍配があがると考えているらしい。確かに「望岳」は「望廬山瀑布」をうまく吸収して情景だけじゃなくて自分の志を歌えていると感じた。

新漢詩紀行 ~石川忠久監修~ 10巻BOX [DVD]
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