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夾竹桃の家の女 中島敦

 パラオでデング熱に掛かった時に出会った現地の業が深い女性を描写した一遍。うだるような熱帯の熱気が、熱病の描写に重なり襲い掛かってきて、冬でも読めば汗を掻きそうだった。
 ビンロウを庭に植えていて石灰と一緒に噛んでいるという現地の風俗描写も興味深い。台湾のイメージが強かったけれど、パラオまで南に行っても同じ風習があるんだなぁ。石灰ならサンゴ礁の島でも手に入る。

 情事の気配に関しては「やれたかも委員会」での審議待ちとしたい。
 熱病でピンチになり、熱病に救われる。すべてが熱病の中の出来事なのは、夾竹桃の家の女もまた一種の病気であることをしめしているのか。

 タイトルに「の」が連続して野暮ったい点も、何か意図的なものに感じられる。

青空文庫
中島敦 夾竹桃の家の女
カテゴリ:文学 | 23:47 | comments(0) | trackbacks(0)

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