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系外惑星の事典 井田茂・田村元秀・生駒大洋・関根康人

 天文学の世界をさわがせる系外惑星について、さまざまな科学の方向からトピックスをまとめた本。関連するトピックスが文中で紹介されているので知識を有機的につなげながら読める。
 しょうじき、物理学の色合いが濃い部分は難解だったが、わかりやすい部分はとても楽しめた。

 系外惑星の検出方法としてアストロメトリや直接撮像、視線速度、トランジットなど原理から詳しく説明されている。特にそれぞれの方法からわかる情報が整理されている点がよかった。
 トランジット法が想像以上に優秀だった。
 直接撮像法で写されたHR8799の惑星系の写真には感動した。

 注目度の高い生命が存在しうる惑星の話題では、惑星に高い圧力の水素大気を想定すればハビタブルゾーンが大きく広がるというのが興味深かった。生命が存在する惑星のありかたは多様かもしれない。
 でも、水素大気に酸素を放出するわけにはいかないな。爆発しちゃう。

 太陽系の惑星や大型衛星の項目もあり、系外惑星のなかでも特徴的なものは1〜2ページで詳しい解説がされている。
 この部分が実際に存在する見知らぬ世界のイメージを膨らませてくれて一番よかった。夢が宇宙に大きく広がる。

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系外惑星の事典
系外惑星の事典
8640円!
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