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ラオス〜ナショナルジオグラフィック世界の国

 ラオスはメコン川のたまもの。東南アジアゆいいつの内陸国であり、貧しい農業国でもあったラオス。
 本書発行時点で鉄道は、首都のビエンチャンとタイの間の短い距離にしか走っていないという。代わりに幹線交通路の役割を果たしているのはメコン川であり、同時にメコン川はタイとの国境でもある。
 それでいてメコン川を障壁というのだから、疑問を覚えてしまった。実際ラオス語はタイ語に近いそうだし、軍事的には一定の壁になっていても、文化的にはあまり壁になっていないのではないか。
 南のカンボジアとの間には「コーンの滝」が存在していて、こちらは確かに障壁になっていた模様。

 東南アジア諸国と中国の間に挟まれたラオスの歴史はダイナミックで、周りの国々に攻められたり、支援を受けたり、ひじょうに目まぐるしい。首都のビエンチャンがやたらとタイとの国境に近い場所にあるのも、タイから支援を受けるため、あえて遷都した結果とのことだった。
 年表からはビルマは一方的な敵、クメール人は安定した支援者で、タイとベトナムは両方の役割を果たしたとの印象を受けた。フランスや日本もラオスにとっては新しいプレイヤーではあっても、新しいゲームを始める相手ではなかったのかもしれない。特に日本はわずか5ヶ月みたいだからなぁ……。

関連書評
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東南アジアの建国神話 弘末雅士 世界史リブレット72

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ラオス (ナショナルジオグラフィック世界の国)
ラオス (ナショナルジオグラフィック世界の国)
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