<< ポルトガル ナショナルジオグラフィック世界の国 ザイラ・デッカー | main | 科学者の卵たちに贈る言葉 笠井献一 岩波科学ライブラリー210 >>

南アフリカ〜ナショナルジオグラフィック世界の国 ヴァージニア・メイス

 ケイト・ラウントリー/ヴィキレ・クマロ監修。
 政治的困難に見舞われ続けてきた南アフリカ。オランダ系のボーア人がいたことでややこしくなった歴史を紐解く一冊。あまりにも民族が多いので、いつものあいさつコーナーが各民族の「こんにちわ」を紹介する形になっている。
 ズールー族の王家が残っていることを知って驚いた。白人が名目的な国に黒人を閉じこめた政策の関係だったりする?ソト人はレソト王国を残しているし(コラムでの紹介のされかたから単独の一冊になりそうもなくて悲しい)、スワジランドもある。
 哀れなのがコーサ人で巻末年表によれば1856年の女予言者による「祖先からの指令」で自分たちの牛をすべて殺したことで経済が崩壊したらしい……白人の送り込んだスパイだったんじゃあるまいか。ジンバウェはコーサ人の逸話に学ぶべきだったのになぁ。

 ネルソン・マンデラ大統領が有名だけど、彼より前のデ・クラーク大統領も英断をしたと思う。また、デズモンド・ツツ大主教による真実和解委員会の仕事も非常に大きいと言える。
 よくぞ復讐に走らず、手を取り合って未来に向かえたものだ。

ナショナルジオグラフィック世界の国シリーズ感想記事一覧

南アフリカ (ナショナルジオグラフィック世界の国)
南アフリカ (ナショナルジオグラフィック世界の国)
カテゴリ:ナショナルジオグラフィックDVD | 12:35 | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 12:35 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://sanasen.jugem.jp/trackback/3093
トラックバック