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役職・作法から暮らしまで「武士」の仕事 歴史REAL編集部

 内容は江戸時代の武士に関するもの。
 軍事的な役割のなくなった武士たちの暮らしを大都市江戸を中心に描いている。参勤交代についてきて、江戸で単身赴任をすることになった武士たちの生活が非常に暇なもので、うらやましいような恐ろしいような……あの状態でも堕落せずに克己心を持ち続けられる人間だけが武士になれるわけなかったのは史実であった。
 絵巻物の「帰れる予定だったのに殿に新しい役目が追加されて帰れなくなったときの自棄の酒宴」風景がすばらしい。
 江戸っ子が参勤交代でやってきた武士を見下していた様子など、なかなか辛いものを感じた。北海道での出来事だが、無礼打ちをした相手の町人が酒に酔っぱらって武士に言いがかりをつけ家まで連れ込んで酒を強要していたとか、そこまで我慢したのかと変に感心してしまった。やっぱり殺人はダメだけど。

 いろいろな武士の家計や家の再現CGなどデータも豊富で、武士の生活が輪郭だけでもイメージできる本だった。あと、図が多くて薄めで読みやすい。

関連書評
十三世紀のハローワーク グレゴリウス山田:こちらにも公人朝夕人の解説が出てくる。「武士」の仕事で出てきた御様御用と同じくヨーロッパでも処刑実行人に役得があることも分かる。

歴史REALブックス「武士」の仕事
歴史REALブックス「武士」の仕事
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