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くらべてわかる哺乳類 小宮輝之・著 籔内正幸・絵

 日本に生息するすべての哺乳類を写真やイラスト付きで紹介してくれる。迷行して日本にやってきた哺乳類や、尖閣諸島での数例しかない哺乳類なども取り上げている。
 コウモリについて分かっていないことが多すぎて驚いた。

 迷子の哺乳類では、日本にホッキョクグマが来た例が――江戸時代に不確定な情報として――あるらしいことが面白かった。しかも、北海道はわかるけれど、越後にも出現しているらしい。神出鬼没の熊だな。
 日本のヒグマにはツキノワグマみたいな白斑が表れることが多いという情報も気になった。多少の交雑があるのかなぁ。それは自然に起きたことだろうから特色で、移入種との交雑は問題になるというのも、なかなか複雑である。

 クジラの仲間がたくさんあげられているところは、さすがに海に囲まれた国である。謎多きアカボウクジラの仲間も気になる存在だった。
 タイヘイヨウアカボウモドキは、なんのモドキなんだ?タイヘイヨウアカボウ?が日本では発見されていないのか紹介されていないので、気になった。それともアカボウクジラのことを指しているのかな。

 あと、雪に残った哺乳類の足跡写真も興味深い。プロの目から見れば、いろいろなことが分かるのだと感心した。

関連書評
Life Vol.2 BBC EARTH

くらべてわかる哺乳類 (くらべてわかる図鑑)
くらべてわかる哺乳類 (くらべてわかる図鑑)
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