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NHKスペシャル文明の道2〜アレクサンドロスの遺産 最果てのギリシャ都市

 アフガニスタンの北部に存在したギリシア人の古代都市「アイ・ハヌム」。アレクサンドリアの一つと考えられるアイ・ハヌムの出土品からアジアに進出したギリシア人たちの生き方がみえてくる。

 アフガニスタンの惨状が心をえぐる。せっかくの出土品も略奪の憂き目にあっていたが、博物館員たちの必死の行動によって、一部の出土品はなんとか守られていた。
 全部が守られたように聞こえる説明だったが、後で市場に流れた出土品の話も出てくる。
 政情不安のためアイ・ハヌムに接近できない取材班が、北のタジキスタン国境からのアクセスに切り替えたところにも感心する。すばらしくあきらめが悪い。
 そうしてたどり着いたアイ・ハヌムで目撃したのが、盗掘による大量の穴ぼこだったのは辛かったけど……。

 CGによるアイ・ハヌムの再現映像をみることが出来てよかった。川に二方向を防御されて、残りの方向には丘がある構造が興味深い。かなり守りを重視していたことが伺える(丘を取り込みたがるギリシア人の本能もあるんだろうけど)。
 そんなアイ・ハヌムも150年の存続で遊牧民に滅ぼされたらしく諸行無常を感じた。
 ゼウスとミトラ神を融合させた像は神仏習合をやっている日本人には比較的に理解しやすそうだ。逆に一神教の研究者は過大評価をする場合もあるのかもしれないとインタビューを観て思った。

関連書評
シルクロードの古代都市――アムダリヤ遺跡の旅 加藤九祚

文明の道 第2集 アレクサンドロスの遺産・最果てのギリシャ都市 [DVD]
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