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ゲーテ格言集 高橋健二 編訳

「気分がどうのこうのと言って、なんになりますか。ぐずぐずしている人間に気分なんかわきゃしません。……………………きょうできないようなら、あすもだめです。一日だって、むだに過ごしてはいけません」ゲーテ「ファウスト」から

「私はこう勧めたい。何も無理じいせぬことだ。何もできない日は時には、後になって楽しめないものを作ろうとするより、ぶらぶらして過ごしたり、寝て過ごす方がいい、と」エッカーマン「ゲーテとの対話」から 

 どっちやねん!
 相反してツッコミを入れずにはいられないほど多くの格言を残したゲーテの言葉から、著者が日本人に感心のあると思われるものを抜き出した格言集。
 だだし昭和27年の発行で、編まれたのはさらに前らしいので、著者の考える日本人が現代の日本人ではなくなっている。女性に対するゲーテの考え方が古色蒼然と感じられるのは、本人よりも編集者の影響かもしれない。
 どちらかといえば支配者目線の言葉が多いのも気になった。ゲーテの発言全体ではもっとバランスが取れていそうなので。

 思うところは当然あったけれど、200年近く前に生きた人の言葉が、70年前の翻訳と編集で、いま読める状況を楽しんだ。
 122刷は伊達ではない。

ゲーテ格言集 (新潮文庫)
ゲーテ格言集 (新潮文庫)
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