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日本の屋根 長野県の鉱山と鉱石 市川正夫

 長野県からは石油や天然ガスも採れていた。金属を取るための鉱山にかぎらず、砥石や石灰岩、石油などまでの採掘を含めた長野県における鉱業の歴史を鉱山ごとに知ることのできる本。
 地形図で現地までの経路も説明されているので親切である。種本に引きずられているのか、やや乱文気味なのは気になった。

 鉱物採集で行けそうな場所は限られているし、著者もあまり勧めていない。
 それよりも鉱山の歴史が消滅することに強い危機感があって、かつての鉱山関係者への聞き取り調査などを積極的に行っているところが興味深かった。
 後醍醐天皇の息子、宗良親王の名前が何度か出てきて、長野県の歴史に関わっていることを知った。

 諏訪市の鉄平石みたいに現在でもうまく採掘を続けているところがあるのは何となく嬉しい。大鹿村の山塩もおもしろい。ちょっとした地域興しで天然ガスを利用してみる動きなどもあるにはあるらしく、将来の動きが気になった。
 でも大半の鉱山は草木に埋もれていくのだろうなぁ。

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日本の屋根長野県の鉱山と鉱石―鉱山開発の歴史と現状
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