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作家の家 コロナ・ブックス 平凡社

 個性的な家、普通だけど住んだ作家のこだわりが現れている家、人の歴史に見るべき物のある家。
 作家の暮らした家を写真と本人に近い人物の文章で紹介してくれる本。巻末には間取りのスケッチも収められている。
 本書の作家は定義が広くて、建築家や画家も含まれている。さすがに彼らは面白い家をデザインして暮らしている。なんか真似しようとして酷い物を造りたくなる。それにもお金が掛かるわけだが。

 けっこう若くしてなくなった人も多くて、作家より長生きをしている家が生き証人みたいだ。
 設計だけがあったものを市民が造り上げた立原道造のヒアシンスハウスは、ちょっと特殊。毎日暮らすにはどうかと思ったら、別荘だったので一気に楽しい感じがしてきた。
 山口瞳氏の「変奇館」は鯉が泳いでいる様子を横から覗ける構造がおもしろい。

 いろいろと生活のイメージができるから、家を見ていくのは楽しい。それらが全部、うたかたの夢で、我が身を振り返ると悲しくなっちゃう状況はどうしたら、いいのだろうな。岡部伊都子氏のような偉い人を前にしてしまうと、泣き言もむなしい……。
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