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草山の語る近世 水本邦彦 日本史リブレット52

 江戸時代の山は頻繁な野焼きを受けていた。その主な理由は有名な焼き畑のためではない。実は田畑にすきこむ草を生産するためだったのだ――という近世の知られざる土地利用を紹介してくれるリブレット。
 当時の人間が地形に与えていた影響のすさまじい大きさが想像できてしまう。農村の近くは大型の野生動物にとって、とても生きていける環境ではなかったかもしれない。
 ただし、土砂流出を防ぐための土留め工事が行われるようになると、獣害が発生するようになったらしい。藩の御林など自然が残っている部分はあるので、チャンスがあればそこから広がることが出来たのかな。

 江戸時代の人間が過去の合戦を研究するときに観ていた風景が、戦国時代とは違っていた可能性も考えられて、かなり注意が必要だと感じた。
 戦国時代では効き目の遅い「刈敷」は、江戸時代より行いにくかったはず。そういう社会情勢が風景に与える影響も想像するだに興味深かった。

草山の語る近世 (日本史リブレット)
草山の語る近世 (日本史リブレット)
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