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100年後も見たい 動物園で会える絶滅危惧動物

 写真家ジョエル・サートレイ氏のフォト・アークプロジェクトに関連して、日本の動物園であえる絶滅危惧動物の写真を収録したナショナルジオグラフィックの本。
 それぞれの動物について見ることのできる日本国内の動物園が紹介されている。日本は世界でゆいいつ、ジュゴン・マナティー四種類のすべてを動物園・水族館で育てている国らしい。
 フォト・アークは絶滅が危惧される動物を写真の箱船に記録する試み。ある意味で必要なくなることがフォト・アークにとっては一番の結果である。

 各動物の説明を読んでいると、先進国では日本とオーストラリアが情けない。オーストラリアは国内の野生動物で保護しきれていないものがいるし、日本は密輸の温床になっている。違法にスローロリスを飼っている連中が全員スローロリスの毒でくたばればいいのに……密輸した業者も一緒だな。
 中国も先進国としてカウントするにはもっと保護を全体に広げる必要がありそうだ。パンダなどの花形動物だけを守るのでは不十分。絶滅だから載っていないけどヨウスコウカワイルカは容赦なく滅ぼしているし……。
 アフリカ諸国は全体的に厳しいが、見るべき活動もおこなわれている。水力発電ダムをあきらめてキハンシヒキガエルの保護に乗り出したタンザニア政府は立派だ。アフリカでも東側は比較的マシなイメージ。ヨーロッパに支配された期間が長いほど無茶苦茶にされてしまっていることの反映かもしれない。

 日本の一部市民の倫理は情けない限りだが、日本の動物園は気を吐いていて、いろいろと繁殖の試みがあることも分かった。せめてお金を払って見に行くことで少しでも協力できればいいと思う。
 よこはま動物園ズーラシアの名前が頻出していて、希少動物の飼育で重要な施設だと知ることができた。

関連書評
地球に生きる神秘的なサル 公益財団法人ニホンモンキーセンター監修
世界のかわいいけもの! 大渕希郷

Photo Ark - National Geographic Society

100年後も見たい  動物園で会える絶滅危惧動物 (ナショナル ジオグラフィック 別冊)
100年後も見たい 動物園で会える絶滅危惧動物 (ナショナル ジオグラフィック 別冊)
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