<< 耐火物 第70巻 | main | 地図で読むケルト世界の歴史 イアン・バーンズ >>

星くずたちの記憶〜銀河から太陽系への物語 橘省吾

 岩波科学ライブラリー252
 隕石は宇宙からの手紙。特にプレソーラー粒子は銀河系からの手紙。
 説明を読んでいてそんなことを感じていたら、著者自身が中谷宇吉郎の雪は空からの手紙を引用していた。科学の文字で読める鉱物という書物は意外と雄弁に宇宙の情報を語ってくれる。
 月の石がそうであるように、未来になればより多くの情報が引き出せる分析機器が開発されるかもしれない。はやぶさやはやぶさ2の功績はそうやって度々思い出されるのではないか。

 下部マントルを構成する鉱物に「ブリッジマナイト」の名前が与えられたことを知った。
 水星探査機メッセンジャーの成果もまとめられていて興味深かった。ついたことはニュースになっても、成果があまり伝わってきていなかった。
 エンケラドゥス内部の水は塩類から90℃までの加熱を受けていることが想定されているんだ。長期間保たれているなら、なかなかいい温度だ――エネルギー源から考えれば保たれていると考えるべきだろうなぁ。
 タイタンや冥王星の話題もあったけれど、ガリレオ衛星はあえてスキップされていた。でも、ちょっとした言及から星のサイズがガニメデ>タイタン>水星>カリストであることを覚えた。ガニメデたちを水星軌道まで持ってきたら、水分は飛んじゃって絶対小さくなるけどなー。

星くずたちの記憶――銀河から太陽系への物語 (岩波科学ライブラリー)
星くずたちの記憶――銀河から太陽系への物語 (岩波科学ライブラリー)
カテゴリ:天文 | 12:45 | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 12:45 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://sanasen.jugem.jp/trackback/3357
トラックバック