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MARS(マーズ)火星移住計画 レオナード・デイヴィッド

 関谷冬華 訳。ナショナルジオグラフィック社。
 火星移住計画をテーマにした本。火星における生命探査やテラフォーミングなど最新情報を元に語られている。火星に関する知識をアップデートすることが出来た。オポチュニティは不死身だな。火星における太陽光パネルの耐用試験だけでも凄まじい成果になるのでは?
 インドに追い抜かれた日本もいちおう火星レースの参加者として名前を連ねることはできていた。フォボスからのサンプルリターンミッションにぜひとも成功してほしいものだ。

 火星有人飛行へのプロセスについて、アメリカには月を中継するべきと考える派閥と、直接火星に向かうべきとする派閥がいまだに争っているらしい。
 ダイレクトマーズを読んだ自分は断然直行派なのだけど、月という目標設定なら世界各国を巻き込んだ国際協力ミッションにしやすいというメリットには頷けた。
 しかし、中継地の月で死亡事故でも起こったら火星への到達は、ひどく遠のきそうだ。火星で死亡事故が起きても月を狙える環境はおそらく残る……我ながら嫌な考え方をしてしまっている。

 途中で火星における建築物のコンペの話題が出てきた。内容を説明しながらまったく画像がないので頬を膨らませてしまっていたら、最後の方に一部のイラストが収録されていた。
 せめて「イラストは○ページ」と注をつけてほしかったなぁ。

 そんな不満はあったものの、大判のイラストや写真が多数収録されていて、それだけを追いかけてもとても楽しめる本だった。
 関係者の1ページ紹介記事も充実している。「掘れ、ともかく掘るんだ。地面を掘らなければ、その場所に行ったことにはならない」と主張する研究者クリス・マッケイの言葉がとても印象的だった。スペース雪歩さんかな?

関連書評
テラ・フォーミング〜宇宙コロニーの実現 ディスカバリーチャンネル
宇宙に挑む2〜地球外生命体を探せ ナショナルジオグラフィック
宇宙探査機 フィリップ・セゲラ著 川口淳一郎・監修 吉田恒雄・訳

マーズ 火星移住計画
マーズ 火星移住計画
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