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メキシコ革命 国本伊代 世界史リブレット122

 ディアス政権の打倒からはじまり、もっと大きな社会変革を求める運動になっていったメキシコ革命の顛末をえがいたリブレット。
 初頭とはいえ二十世紀に戦国時代みたいな内乱まで繰り広げられており興味深かった。現地ではこのころを題材にした歴史IF小説が描かれていたりするのかもしれない。サパタやビリャを主人公にメキシコを統一しよう!とか。
 現在でも麻薬密売組織が群雄割拠して大変な状態だから、過去のものとして内乱を「楽しむ」状況にはないか……。

 さらに「クリステーロの乱」に至っては宗教戦争ですらあって、近代の出来事とは感じにくかったが、そうやって激動をくぐり抜けてきたからこそ、現代のメキシコがあるのだろう。

 差別的な外国資本(たとえば1906年頃のカナネア銅山では同一労働でもアメリカ人労働者は7ペソの日当であったものが、メキシコ人労働者は3ペソしかもらえなかった)との関係からメキシコのナショナリズムが高揚していった現象は、現在でも再燃する可能性があるかもしれない。すでに一度、起こしているおかげで外国資本を牽制できる面も?

 ページ上の解説をみていると暗殺される人物が非常に多くて怖かったし、その状況でよく権力を握りに行こうと思ったものだと感心もした。ちょっとしたローマ軍人皇帝時代みたいだったぞ……。

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メキシコ革命 (世界史リブレット)
メキシコ革命 (世界史リブレット)
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