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火山全景〜写真でめぐる世界の火山地形と噴出物 白尾元理

 下司信夫 解説。
 とても贅沢な本だ。第一線の写真家である白尾元理氏が30年間にわたって撮影した火山の写真。そこから厳選されたものを大きな紙面でじっくり観ることができる。
 解説も写真観察を妨害されるほどの長文ではない。章の最後にある解説ともども非常に要点を押さえていると感じられた。

 本当に最近の霧島山新燃岳の写真と、有名な雲仙普賢岳の写真が自然に並んで出てくるので、後者もつい最近おこった出来事に感じられる。
 だがそれは地学的な時間感覚では決して間違いではない。白尾氏が撮影に30年を費やす必要があったのも、そんな火山の活動頻度によるところが大きいのかもしれない。
 大きな写真でニュージーランドの火山がなかったので、そのうち撮影してほしいなぁ。

 火山の山体ばかりに目を奪われず、見事な露頭写真をたくさん載せているところも流石だった。溶岩流も流れた方向がわかりやすく、芸術的だけではなく、学術的にも価値の高い写真が多い。
 あと「タフリング」の構造にロマンを感じた。天然の城壁に利用するには隕石クレーターとは違って、足下が危険すぎるか?

関連書評
衛星画像で読み解く 噴火しそうな日本の火山 福田重雄
緊急報道写真集2014.9.27御嶽山噴火 信濃毎日新聞社

火山全景: 写真でめぐる世界の火山地形と噴出物
火山全景: 写真でめぐる世界の火山地形と噴出物
カテゴリ:地学 | 21:49 | comments(0) | trackbacks(0)

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