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宇宙の「一番星」を探して 谷口義明

〜宇宙最初の星はどのように誕生したか〜
 天文学の大きなテーマ。宇宙最初の星探しに関してわかりやすく、多くの説明画像を使って、教えてくれる本。
 著者の一番星探しの原風景がうつくしい。自分は経験した記憶がないけどな――けっこう進路に大きな影響をあたえたのかなぁ。世界各地の天体望遠鏡が活躍していて、今後(2011年執筆当時からみて)の望遠鏡計画も紹介されていた。
 やはりハッブル宇宙望遠鏡は偉大なり。ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の能力にも期待だけれど、途中で修理はできない計画なのでハッブル宇宙望遠鏡ほどの長寿にはなれそうもない。絶対量でハッブルの積み重ねた功績を打ち破ることは難しそうだ。
 日本のすばる望遠鏡も大活躍していて感心した。ケック望遠鏡の前に最大記録をもっていたけれど、性能がいまいちだったというロシアの望遠鏡も気になった。

 手法においては遠くの天体探しに威力を発揮するライマン・ブレーク法がおもしろかった。スーパーウインドウまでの説明が綺麗につながっていて印象に残る。
 情報のかぎられた遙か過去のことでも論理的に当たりをつけていく天文学の魅力も伝わってきた。

関連書評
HST ハッブル宇宙望遠鏡のすべて 沼澤茂美・脇屋奈々代
ハッブル望遠鏡の宇宙遺産 野本陽代
「静かなる誕生」から「激動の死」へ 太陽と恒星 ニュートンムック

宇宙の一番星を探して 宇宙最初の星はいつどのように誕生したのか
宇宙の一番星を探して 宇宙最初の星はいつどのように誕生したのか
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