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バッタ ハンドブック 槐真史 文一総合出版

 フィールドでバッタを見分けるのに役立つバッタハンドブック。自分はバッタをトノサマバッタ、イナゴ、緑のバッタ(ショウリョウバッタ)くらいしか識別できていなかった……というか、その分類も合っていたのか怪しい。ヤマトマダラバッタかイボバッタもわりと見かけて、上記の三つと違うことは認識していたかな。
 クルマバッタモドキやイナゴモドキなど、モドキあつかいの可哀想な名前のバッタも存在していて、覚えるのに苦戦しそうだ。それとも似ていて違うから――と思いつきやすいのかな?

 著者の生態観察がとてもおもしろく、バッタの珍プレーをいくつも拾い上げている。
 オンブバッタのオスが、コカマキリ相手に交尾をこころみて、食べられてしまった事例はおもしろがるのではなく、メスへの擬態によって食べる生態の可能性も考えるべきなのかもしれない。
 バッタ釣りも紹介されているくらいだし。

 分布や初見・終見月日の情報から、著者が丹念に情報をあつめたことがわかる。分布の穴を埋めたり、初見・終見の記録を伸ばすバッタの楽しみ方もありそうだ。場合によっては地球温暖化の影響も浮き彫りになるかも?

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バッタハンドブック
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