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シルクロード憧憬〜鄭和 大艦隊を率いて西へ ナショナルジオグラフィック

 写真家のマイケル・ヤマシタ氏が中国で建造された木造船に乗って、鄭和のとった航海路をたどっていく。そして、行く先々でエキゾティックな光景に出くわす。

 インドネシアのジャワ島スワランでは鄭和が神として祀られていて、いまでも大規模な祭りが盛大に行われていた。
 中国国内なら関羽を連想するけれど、国外で神になってしまうとは凄い。しかし、中国の明王朝的には絶大な力が国家じゃなくて個人に紐付けされてしまったことを示していて、失敗例と考えられる。
 鄭和が皇帝の臣下として生きているうちは良いが……どうせ海外進出方針は放棄されたので、神になって繋がりを残してくれた方がお得である。

 鄭和の部下バカンの航海日記によって当時の様子が生々しく伝わってくるのも良かった。気候風土がもたらす根本的な要素は意外とあまり変わっていない印象を受ける。特にそういう地域を選んで撮影している可能性もあるけれど。

 鄭和について考えるときに、彼がイスラム教徒であったことは非常に大きな要素になっている。インドから西は基本的にイスラム圏への航海を行っていて(スワヒリ都市のザンジバルもイスラム圏だ)アラビア語がコミュニケーションに役立ったはず。
 明帝国の大航海を助けたのはイスラム教と考えられなくもないが、商人の宗教だからあり方としては正しいのかもしれない。

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