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聖書の謎を追え 第2話 退廃の街「ソドムとゴモラ」

 ナショナルジオグラフィック
 聖書において神の怒りにふれて滅びた二つの都市、ソドムとゴモラ。
 それに相当する都市の発掘調査が死海のほとりで行われ、いくらかのことが明らかになる。第1話にくらべると聖書を信じ切っている人の出番が少なくて見やすかった。
 発掘責任者のトーマス・シャウブ氏が、自分が掘っている遺跡を伝説上の存在と同一視することに非常に慎重な姿勢をみせていたことが印象的である。
 むかしの考古学者が「これこそ聖書に名前の挙がっていた○○だ!」とセンセーショナルに発表したエピソードをたくさんみてきたせいだな。彼らもパトロン獲得に必死なのだ。

 都市滅亡の原因として、地下にある天然ガスが火山活動をむすびついて噴出し、火が燃え移ることで爆発したという過激な説が提唱されていた。少なくともイランのマシュカン・シャピルはそうして滅びたらしい……想像するだけでも地獄絵図だ。史上初めて火炎竜巻に遭遇した人たちかもしれない。山火事でも起き得るかな?
 断層に隣り合った都市エリコの陥落物語にも、心ひかれる。それだけリスキーな場所なのに今までずっと人が住み続けていることに!カリフォルニアや日本の都市と同じく、何かの理由があるに違いない。人口圧や勢力圏の関係で、そこしか住めないのも立派な理由だ。

 ロト家の悲劇的な末路については、若い自分たちを閉じこめた娘たちの父への復讐にもみえた。もっと前に天使の身代わりとしてソドムの民の慰み物にされそうになったから、ロトが恨まれていても違和感はない。でも、あの発言も神にしたがう立派な人間の証明なのである。文化がちがーう!
 ともかく聖書が父娘相姦を描いていて、子供まで出来たとしていることに驚いた。表現規制で近親相姦が問題になったときに、聖書まで規制するのかと聞いてみようかな……。

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