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古地図で楽しむ尾張 溝口常俊・編著

 尾張国絵図と吉田初三郎の俯瞰図など古地図と比較して現在の尾張の姿を楽しむ。吉田初三郎がやたらと活躍していると思ったら、名鉄とは深いつながりがあって、一時期名鉄が仕事場を吉田初三郎に提供していたのであった。おかげで周辺地域にはたくさんの絵が残ったことを考えれば、すばらしい判断である。

 一方、戦争で一宮線を単線化して軌道を拠出したり、運行停止した線路をそのまま廃線にした判断は……流れ上しかたなかったのかもしれないが、戦争さえなければ違った輸送網の姿がありえた気がして寂しくなる。

 濃尾地震に関連して名古屋城の石垣が崩れていて、積み直したところは落とし積になっていることを知った。天守の木造再建より先に、時代考証が正しい積方に直すべきではないか?いづれは孕みが生じて工事が必要になるので、その時に直せばいい考えなのかなぁ。

 最後に出てきた田圃の真ん中にある畑「島畑」が意識していなかった日本の伝統景観として興味深かった。畦につなげて畑にしたほうが手入れのための移動も楽なのにあえて田圃の真ん中に作った理由が気になる。そういう形ならコンバインのスロープとして残ったと思われる。
 農薬もない時代だから雑草対策はあるかもしれない。アイガモ農法でアイガモ用の島にできればいいのだが……。

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名古屋 時代MAP「江戸尾張編」

古地図で楽しむ尾張 (爽BOOKS)
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