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セラミックス 第53巻 5月号(2018年)

・学問における多様性の重要性:生物の多様性に学ぶ
 ちょうどトマトイプーのリコピンでも話題になっていた「現代は大量絶滅時代」の話。密接に繋がりあったものを、一見の判断でジェンガすると恐ろしいことが起きかねない。ずいぶん昔に作られたM1エイブラムス戦車のパワーパックは生産していた会社がなくなったことで生産不可能になっているしな。

■ 無機ナノシート表面を反応場とした有機分子間での連続する光化学反応
 人工光合成への挑戦に無機ナノシートが活用されている話。自然の光合成がとても効率がよく、追いつこうにもスタートラインに立ったばかりだと分かる。数十億年掛かっているからなぁ。1000年で追いついたら凄いくらいかもしれない。

■ 半導体ナノシートの特徴を活かした水分解光触媒の研究
「非常に美しい液体」と形容しながら写真がない。研究報告的にはもっと大事な写真や図があるからしょうがないな……。1940年代に提出された理論が無機ナノシート液晶の挙動とよく合っているところが熱かった。温故知新。

■ グラフェン液体セルの高効率作製法
 いちばんわかりやすくて興味深かった。グラフェンの間に挟み込むだけで高圧をかけられるなんて凄い!常圧で観察したい場合は効果が邪魔になる場合もあるかもしれないが。
 さすがは炭素系素材でカーボンナノチューブより生産が伸びると予想されているグラフェンである。
 銅板への前処理が単結晶的なグラフェンを生み出す仕掛けもよく気づいたものだと感心する(成功率が低くてもゴリ押ししていた時代も、それはそれで「研究」らしい。)他の薄膜技術から応用しているのかなぁ。
カテゴリ:工学 | 17:59 | comments(0) | trackbacks(0)

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